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月別: 2017年1月

介護に理想ばかりを追い求めてはいけません

今介護の現場では色々な問題がニュース等で流れていますが、これは実際に働いている人と、そうでない第三者との目では大きく変わってきます。
といいますのも法律上の決まり事は道路交通法等と同様で全てを守るのは到底不可能だという事が第三者には中々伝わらないという事です。
車を運転していて一時停止の線を全く踏まないで止まっていますか?
40キロの制限速度で50キロ前後で走ったりしませんか?
信号で止まる時に停止線を踏まないで止まっていますか?
車間距離は適切に取れていますか?
こんな理想的な運転をしている人はほぼいないですよね。
そもそも全ての道路交通法を確実に全て把握している人はいないですよね。
それが介護はそうあってはならないと第三者から思われてしまうのです。
それは医療も同様ですよね。
ネット上に書かれている医療・介護求人24時を見ればそれは明らかですよね。
同じ人間なので誰でもミスはありますし、国家試験を満点で合格している人なんて殆どいないはずです。
多くの国家資格では7割前後で合格となっているはずです。
それは社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士においても同様です。
それなのに何か問題があった時のリスクはとても高い職業となっています。
完璧な人間はいないと誰もが分かっているのですが、どうしてもこういった人と対面する仕事では厳しく評価されるのが宿命です。
介護の仕事をしていると認知症がある方が急に暴れだして花瓶等身の回りの物をいきなり思い切り投げてくるケースがあります。
これをもし自分がやられたらどうでしょうか?
花瓶を思い切り投げつけられたらどうでしょう?
大怪我しますよね。
そうなると当然抑えたり、避けたりといった行動をしますよね。
ですがそれによって転倒したり、体をどこかにぶつけてしまったりして怪我をしてしまった場合責任は誰にあるでしょうか?
一般的に考えたら自分で暴れて自分で怪我をしただけとなりますが、福祉の職場では利用者の安全を守るのが第一優先となっていますので、こういった事例では施設側の責任となります。
そして当然家族の方々からも、お怒りの言葉を頂く事も日常茶飯事です。
ただ人の役に立ちたいという気持ちだけでスムーズに進められる仕事ではないのです。
悲しい事に一般的な常識は一切通用しないのが介護の現場です。
極端な話、施設内で1人で歩かれていて転倒してしまったら施設側の責任となります。
当然利用者と職員の人数は大きな差がありますので、全ての人に目を配る事はできません。
ですが家族の方からしたらそんなのは施設側の問題なので当然理解等してもられません。
何でちゃんと見ていてくれなかったのかとなってしまいます。
その時にたとえ認知症の方が暴れだして職員が付きっきりになってしまう状況だったとしてもそんな事は言い訳にしかなりません。
こうした問題から拘束という問題に発展してしまっているのも業界の悲しい現実でもあるのです。
ですがこれは第三者からしたら、面倒だから拘束しているんでしょ等といった印象を持たれてしまったりと、とにかく人気が無く誰もやりたがらない仕事なのに求められるものは高いという本当に辛い職業なのです。
花瓶を投げられたりして自らの生命が危ぶまれている状況で人の役に立ちたいといって体を張って怪我をしてしまえば本末転倒です。
正直まだまだ改善点しかないのがこの介護業界なのです。

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